Mont Saint-Michel-T


2004年6月29日


回廊には

二重構造の美しい柱が立ち並んでいました。

それが一層優雅さを誘います。

ロマネスク時代から受け継がれた彫刻。

植物模様の彫刻や唐草tの彫刻も見事でした



フランスの聖地 モン・サン・ミッシェル 
6月29日に、ブルターニュ地方にある砂上の僧院「モン・シャン・ミッシェル」に行きました。海岸から2Km離れた小島に聳え立つ修道院で、人の手で創られたと言うより、まさに神の技によって創られたと言った方がふさわしい、大変神秘的な修道院でした。
14世紀の百年戦争の頃は要塞として機能し、ルイ11世時代からナポレオン3世時代までは監獄として利用されていたそうです。
ロマネスク様式、ゴシック・フランボワイヤン様式の構造で建立され、堅牢でかつ優雅な僧院として今日にまでその姿を堅持しています。
修道院の周囲は 約900メートル、高 さは約80メートルです。
 

此処から修道院へと向かいます
トゥールからバスで310km、約4時間乗ってノルマンディー地方の「モン・サン・ミッシェル」に到着しました。この入り口から島の頂上にある 聖堂へと向かいます。 

僧院の入り口の花
海を渡りきった所に咲く花々

石で作られた細い階段 
 
 家と家との間の迷路のような細い階段を登ります。

入り口近くには民家もありました。 
 
入り口の向こうに見えるのは海です。
素晴らしい晴天で遥か彼方まで広がる海が良く見えました。


急傾斜の壁面  
 
敵兵からの防衛に最適とのことで、
百年戦争の時要塞として使われました。
そのの脇を通って大聖堂へと向かいます。
 

大聖堂の入り口と出口 
 
入り口に向かう階段(左)と
見学を終わっ
出てくるのは下の出口


教会の祭壇とモダンな床
 

ゴシック様式の内陣 
 
身廊がロマネスクで内陣がゴシック様式。
内陣の高さは25メートル、身廊は17メートル。
窓が広いので明るい感じがしました。
兎に角、美しく荘厳でした。


回廊の柱は特徴的で重構造になっている
 最上階にある中庭を囲む回廊の柱は
二重構造になっていました。
この部分はカーンの石で、
柱の上の部分には浮き彫りの綺麗な
彫刻が刻まれていました。


中庭を囲む回廊の柱の上の彫刻
 美しいアーチを描いた天井が、
優しさしい雰囲気を内部に与えていました。


美しい飾りの細工と回廊の屋根の部分
 
どこもかしこも素晴らしい造形美で、うっとりするばかりでした。

聖 母 像 
 
石の壁に囲まれた中にたたずむ
聖母マリアとキリストの像
何とも言えぬ安らぎを感じました。
 

ミカエル大天使のレリーフ 
 ミカエル大天使が司教オベールの夢に現れて、
モンサンミッシェルを創るように命じたことで、
モンサンミッシェルは建てられました。
その聖ミカエル大天使の像です、
壁の色と同じ色のレリーフは大変美しかったです。


ステンドグラス
ロマネスクの構築のステンドグラス。
壁の厚さがいかばかりのものかわかります。
ほのかに光が差し込むようになっています。

 
  ロマネスクの構築のステンドグラス。
壁の厚さがいかばかりのものか窓が現しています。
ほのかに光が差し込むようになっています。




 Mont Saint-Michel-U